こんにちはやまぱんです。
今回はルーターとL3スイッチの違いについてメモします。
ルーターとL3スイッチの違い
ルーティング機能の有無
ルーターは、異なるネットワーク間のデータ転送を可能にするルーティング機能を持っています。つまり、異なるサブネット間の通信をルーティングすることができます。RIPやOSPFだけでなくBGPなどのルーティングプロトコルにも対応している。
一方、L3スイッチは、同じネットワーク内でのトラフィックの転送に特化しており、ルーティング機能はメインの機能ではない。
スループット
L3スイッチは、高速なパケット転送に特化しており、高いスループットを実現することができます。
一方、ルーターは、L3スイッチよりも低速な転送速度を持っています。
インタフェースの数
ルーターは、多数のインタフェースを備えることができます。これは、複数の異なるネットワークを接続する必要がある場合に有用です。
一方、L3スイッチは、通常、少数のインタフェースしか持たないため、同じネットワーク内でのトラフィックの転送に適しています。またLAG(リンクアグリゲーション)などの機能も持つ。
コスト
一般的に、L3スイッチはルーターよりも安価であり、小規模なネットワークにはL3スイッチが適しています。しかし、大規模なネットワークを管理する場合は、複数のルーターが必要になるため、コストが高くなる場合があります。
まとめ
総合的に、ルーターとL3スイッチは、それぞれ異なる用途に特化しており、ネットワークの構成に応じて最適な機器を選択する必要があります。