こんにちは、やまぱんです。
ローカルに簡単に WSL(Ubuntu)上にプロキシサーバを立ててみました!
プロキシの検証をするときに役立つと思うので、メモしておきます。
間違ってたら優しく教えてください!
WSL とは
WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Windows 上で Linux(Ubuntu など)を「仮想マシンっぽく」動かせる機能です。
最近では WSL2 という第2世代が主流で、より本格的な Linux 環境が手軽に使えます。
VM のように重くなく、Docker との連携も可能なので、開発や検証用途にはかなり便利です。
公式ページ:WSL 公式ドキュメント(Microsoft)
Squid とは
Squid は、HTTP/HTTPS に対応したオープンソースのプロキシサーバです。
- キャッシュ機能:Webコンテンツの高速化
- アクセス制御:ネットワークのフィルタリング
- ログ記録:アクセス状況の可視化や分析に便利
軽量で設定も簡単なので、プロキシの挙動をテストしたいときにピッタリです。
公式サイト:Squid Proxy Official Website
WSL に Squid で構築する
以下 URL 先のスクリプトを setup-squid-http.sh
を実行するだけで構築完了します
ただ、以下のスクリプトは設定が検証向けにガバガバなので、その点は注意してください。
https://github.com/aktsmm/Scripts/tree/main/bash(AzureCLI)/Make_Squid_WebSrv
Readmeはこちら
注意点:ローカル端末からWSL上のSquid を使う際の IPアドレスについて
WSL2 は独自の仮想ネットワークを持っているため、WSL の IP アドレスはローカルの ループバックIPの127.0.0.1
やプライベートIP とは異なります。
以下のコマンドで WSL 内部のIPアドレスを確認できます:
ip addr show eth0
または簡単に:
hostname -I
出力された IP アドレスを使って、Windows 側のブラウザや curl からアクセスしてみてください:
- コマンド
Invoke-WebRequest http://example.com -Proxy "http://<プロキシのIP>:8080"
などにてテスト可能