こんにちはやまぱんです。
今回は Windows 環境で Java をビルドしてjarファイルを作ってみる実績を解除したので手順をメモしておきます。
とはいってもすごく簡単なサンプルをビルドしただけです。
Contents
そもそも jar ファイルとは?
Jarファイルは、Javaアーカイブファイルの略称で、Javaプログラムや関連ファイルを一つのファイルにまとめたものです。一般的に、 ".jar" 拡張子を持ちます。
Javaプログラムは、複数のJavaファイルで構成される場合があります。これらのファイルを一つのファイルにまとめることで、Javaプログラムをより簡単に配布、実行することができます。Jarファイルは、Javaアプリケーションやアプレット、ライブラリなどを含むことができます。また、Jarファイルは、Javaプログラムの依存関係を含めることができるため、必要なライブラリが含まれていることを確認することなく、Javaアプリケーションを配布できます。
一般的に、Jarファイルは、Java Development Kit(JDK)またはJava Runtime Environment(JRE)に含まれるJavaアーカイブツールを使用して作成されます。Jarファイルは、Javaコマンドを使用して実行できます。
やること
下記のサンプルをローカルでビルド
Azure-Samples/ApplicationInsights-Java-Samples
https://github.com/Azure-Samples/ApplicationInsights-Java-Samples
前提条件
githubのアカウント作成
https://github.com/
*もしかしたら不要かも、既にインストール済みの環境で実施しました
gitのインストールが終わっていること
https://git-scm.com/download/win
もしかしたらgitインストールも別で記事をそのうち書くかもしれません。
もしかしたら不要かも、既にインストール済みの環境で実施しました
vscodeをインストール
https://code.visualstudio.com/
ついでに日本語化しておきましょう。
Visual Studio Codeは、デフォルトでは「英語表記」となっています。
1.Visual Studio Codeを開く
2.メニューバーから、View > Command Paletteの順にクリック
3.Configure Display Language > Install additional languagesの順にクリック
4.Japanese Language Pack for Visual Studio Codeをインストール
5.Visual Studio Codeを再起動
やるぞ~
Java JDK のインストール
https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/#jdk19-windows
上記URLより、windows版の x64 Installer をダウンロードして実行して進めます。
“インストールしようとしているアプリは、Microsoft 検証済アプリではありません” とでて進めない場合は下記の記事をみてください。
システム環境変数の追加
システム環境変数 JAVA_HOME を追加します。
値は私の環境で前の手順ですすめた場合は "C:\Program Files\Java\jdk-19" でした。
一応確認してフォルダができているか確認してください。
上記のように設定します。
- 確認
上記追加後 コマンドプロンプトで確認します。
設定中から開いている場合は再度開きなおしてください。(開きなおさないと反映されません)
コマンドプロンプトは "Windows + R" を押してでてくる画面で "cmd" と打つことで表示されます。
echo %JAVA_HOME%
vscode で git レポジトリをクローンする
vscode を 開きます
クローンします
"表示" → "コマンドパレット" → "Gitクローン" を選択し、今回クローンするレポジトリ(XXX.git)を入力する。
今回クローンするレポジトリは https://github.com/Azure-Samples/ApplicationInsights-Java-Samples なのでhttps://github.com/Azure-Samples/ApplicationInsights-Java-Samples.git を入力し"Enter"する。
すると、クローン先のフォルダの選択画面がでるので任意のフォルダを選択。
今回は下記のパスにクローンします。
C:\git_temp\test
そしてそのまま vscodeで開く。
念のためフォルダも確認。ちゃんとクローンされていることが分かる。
Java をビルドする。
vscodeの"ターミナル"を選択し、ターミナルを表示させ現在の位置がクローンしたフォルダになっていることを確認する。基本的にはそのままクローンして開いてターミナルを表示させた場合はクローンしたフォルダになっている。
下記のコマンドを打つ(ビルドコマンド)
./mvnw package
ビルドが始まる
ビルドが終わる "BUILD SUCCESS"
jar ができていることを確認する
今回の場合 <code>C:\git_temp\test\ApplicationInsights-Java-Samples\maven\target</code>
配下に app.jar ファイルができています。
実行してみる
先ほど jar ファイルができた<code>"C:\git_temp\test\ApplicationInsights-Java-Samples\maven\target"</code>
に移動して、vscodeのコンソール画面 / PowerShellで下記コマンドを打って jar ファイルを実行します。
-
移動コマンド
cd C:\git_temp\test\ApplicationInsights-Java-Samples\maven\target
- 実行コマンド
java -jar .\app.jar
実行が始まる
確認してみる
今回のサンプルは http://localhost:8080/ でアクセスするウェブアプリケーションなのでブラウザでアクセスしてみます。
このように表示されればOKです。
終わらせる
vscodeのコンソール画面 / PowerShellで下記コマンドを打って実行終了です。
Ctrl + C
http://localhost:8080/ にアクセスしたり更新しようとするとアクセスできなくなっていることが確認できます。