静的ルーティングと動的ルーティングと代表的なルーティングプロトコルについて

こんにちはやまぱんです。
今回は静的ルーティングと動的ルーティングについてまとめてみました。

静的ルーティングと動的ルーティング

# 静的ルーティング 動的ルーティング
代表例 Cisco IOSの"ip route"コマンドを使用した手動ルーティングテーブルの設定 RIP、OSPF、BGPなどのプロトコルを使用した自動的なルーティングテーブルの更新
メリット ルーター管理者が手動でルーティングテーブルを作成するため、ルートの追加、削除、変更が簡単に行える。小規模ネットワークに適しており、ルーティングテーブルがシンプルで、処理速度が速い。 ネットワークの変更に応じて、自動的にルーティングテーブルが更新されるため、管理者の手作業が不要。大規模ネットワークに適しており、複数のルーターを使用する場合でも効率的にルーティングが行われる。トラブル発生時には自動的にルーティングテーブルが修正されるため、復旧が迅速に行える。
デメリット 大規模ネットワークには適しておらず、ルーター数が多い場合には手動で設定することが困難になる。トラブル発生時には手動で設定を変更する必要があるため、時間と手間がかかる ルーティングテーブルが複雑になるため、処理速度が遅くなる場合がある。セキュリティ上の問題が発生することがあるため、適切なセキュリティ対策が必要

代表的なルーティングプロトコル

代表的なルーティングプロトコルについて目止めておきます。

ルーティングプロトコル IGP/EGP 距離ベクタ型/リンクステート型 メトリック ルーティング更新間隔
RIP IGP 距離ベクタ型 ホップ数 30秒
OSPF IGP リンクステート型 リンクコスト 30分~1時間
BGP EGP 距離ベクタ型/パスベクタ型 ASパス長/前方参照数 30秒~1時間
EIGRP IGP ハイブリッド型 帯域幅、遅延、信頼性、負荷 5~15秒
IS-IS IGP リンクステート型 メトリックはリンクの帯域幅に基づく 30秒~1時間

IGP(Interior Gateway Protcol):内部ルーティングプロトコル
EGP(Exterior Gateway Protcol):外部ルーティングプロトコル

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