こんにちはやまぱんです。
駆け出しアーキテクトのやまぱんです。
今回この本を読んで、いままで、雰囲気でストレージについて話してたな~と思いました。
Contents
読んだ本:[基礎からの新しいストレージ入門 基本技術から設計・運用管理の実践まで
ひとことで言えば「雰囲気でストレージについて話してた」と実感しました。
あらためて体系的に学ぶことは自分の理解の確認にもなるし、知らないことを知れるしでいいなと思います。
同じような方は是非よんでみてもらえたらいいなと思います。具体的な例なども添えてくれているので(特に序盤は)読みやすいと思います。
気づき
たくさん気づきはありますし、あいまいだった理解が整理されたり、まったく知らないこともあったりしました。
ここではいくつか紹介したいと思います。
そもそものストレージの種類
そもそもストレージの種類を体系的に学ぶことができました。
この枠組みが頭の中で解像度があがりました。
いままで特定のストレージや特定のクラウドサービスのストレージしか触ったことがないという人もいると思います。
そうした場合そもそものストレージの種類に紐づけて理解することができかと思います。
この点については下記でまとめました。
一般名称なのか固有名称なのか
例えば、thin / thick provisioning ですが、これは言葉としてはESXiを触ったときに知っていたんですが、これが一般名称なのかESXi(VMware)固有の名称なのか分かっていませんでした。
というか、なんの疑問も持たずにVMware固有の名称(VMware用語)だと思っていました。
一般名称だということを知りました・・・。
クラウドネイティブの意味
インパクトのある変更を最小限の労力で頻繁かつ予測通りに行う”思想のこと。
クラウドだけでシステムつくるからクラウドネイティブではない!
- 「クラウド上で動くことを前提としているため、オンプレミス環境では使えない」、これは誤りです。クラウドネイティブは、クラウド上で動作することを前提としているだけであり、オンプレミス環境でも利用可能です。
- 「コンテナ技術を使っているからクラウドネイティブ」、これも誤りです。
コンテナ技術はクラウドネイティブに必須ではありませんが、クラウドネイティブにおいてはコンテナ技術がよく使われるだけです。
CNCFが定義するクラウドネイティブ
“クラウド・ネイティブ技術は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドなどの近代的でダイナミックな環境において、スケーラブルなアプリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらします。 このアプローチの代表例に、コンテナ、サービスメッシュ、マイクロサービス、イミュータブル・インフラストラクチャー、および宣言型API(declarative APIs)があります。
これらの手法により、回復性、管理力、および可観測性のある疎結合システムが実現します。これらを堅牢な自動化と組み合わせることで、エンジニアはインパクトのある変更を最小限の労力で頻繁かつ予測どおりに行うことができます。
Cloud Native Computing Foundation(CNCF)は、オープンソースでベンダー中立プロジェクトのエコシステムを育成・維持して、このパラダイムの採用を促進したいと考えています。 私たちは最先端のパターンを民主化し、これらのイノベーションを誰もが利用できるようにします。
原文はこちらにあります。
https://github.com/cncf/toc/blob/main/DEFINITION.md
https://github.com/cncf/toc/blob/main/DEFINITION.md#%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E7%89%88