こんにちはやまぱんです。
今回はいわゆるストレージの種類についてまとめます。
ストレージの3種類
大きく以下の3種類のデータストレージ形式に大別されます。
- ブロックストレージ
- ファイルストレージ
- オブジェクトストレージ
ブロックストレージ
ストレージの基礎となる形式。3つの中ではもっとも古いストレージ形式。
ブロックストレージはデータを固定サイズのブロック(チャンク)に分割し、ファイルシステムとしてアクセスされます。ランダムアクセスが可能で、高性能なデータ処理が可能です。通常、仮想マシンやデータベース用に使用されます。
iSCSIなどで接続することが多い。
Windowsだとディスクの管理から見えるやつ、ボリュームという概念があるのもの。
ファイルシステムなどは自由なので独自のファイルシステムを使うアプリケーションなどもブロックストレージを利用する。
速度は高速。
ファイルストレージ
3つの中では真ん中の古さのストレージ形式。
ファイルストレージはネットワーク上で共有ファイルシステムを提供します。複数のクライアントが同時にファイルにアクセスでき、NFS(Network File System)またはSMB(Server Message Block)プロトコルを使用してアクセスされます。
ファイル共有用途に適しています。
ファイルシステムはLinuxなどxfsやext4、WindowsだとNTFSなどでストレージ依存。
下記のように接続するやつ。
\\\192.168.10.1\share
速度は中速だが、ACLや同時アクセスなどの機能が強化されている
オブジェクトストレージ
3つの中ではもっとも新しいストレージ形式。
オブジェクトストレージは非構造化データ(画像、動画、ドキュメントなど)を格納し、HTTP/HTTPSプロトコルを介してアクセスされるストレージ形式です。拡張性が高く、大容量データを格納および分散的にアクセスできます。
速度は低速。
データストレージ形式の比較まとめ
ストレージ形式 | 古さ | 用途 | プロトコル | ファイルシステム | 速度 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブロックストレージ | 古 | OSブート領域/DBなど | iSCSIなど | 自由 | 高速 | Windowsだとディスクの管理から確認できる。ボリュームはブロックストレージの中の概念。 |
ファイルストレージ | (中間) | ファイル共有 | NFS(Linux)やSMB/CIFS(Windows) | ext4/xfsx(Linux)やNTFS(Windows)など、ストレージ依存 | 中速 | "\192.168.10.1\share " などの形で接続する |
オブジェクトストレージ | 新 | 写真の保存など | HTTP/HTTPSのみ | NA(概念なし) | 低速 | クラウドストレージは大半がオブジェクトストレージ |
あとがき
下記の本をよんでまとめてみました。
いままで雰囲気でストレージの話をしてたと気づきました。
読書録記事