こんにちは、やまぱんです。
今回はAD値について自分用にメモしておきます
補足コメントや質問、いいね、拡散、是非お願いします!
間違ってたら優しく教えてください!
AD 値とは
ルーティングにおけるAD値は、Administrative Distance(管理距離)の略称です。
これは、ルーティングプロトコルが学習した異なる経路の信頼性や優先順位を示すための値です。一般的に、低いAD値ほど優先度が高く、より信頼性の高い経路を表します。
おなじプレフィックス(/16 など)に関する経路情報について、ことなる出本経路情報があるときにどの経路情報を優先するか?という際に大事な値です。
プレフィックスが異なる場合は、より具体的なプレフィックスで指定している経路情報が採用されます。
これは ロンゲストマッチといい、 /32 が強くて、 /0 が弱いっていった具合です。
デフォルト AD 値
AD 値は変更することもできますが、以下のようにデフォルトの値があります。
プロトコル | デフォルトの AD 値 | 信頼度 |
---|---|---|
直接接続 | 0 | 強い |
スタティックルート | 1 | |
eBGP | 20 | |
EIGRP | 90 | |
OSPF | 110 | |
RIP | 120 | |
iBGP | 200 | 弱い |
どんな時に デフォルト AD 値を変更するのか
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冗長性と信頼性の向上: ネットワーク内で複数の経路が利用可能であり、特定の経路を他よりも信頼性の高いものとしてマークしたい場合があります。この場合、信頼性の高い経路のAD値を低く設定することで、その経路が優先されるようにします。
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特定のルーティング状況への対応: 特定のネットワーク状況において、デフォルトのAD値が望ましくない場合があります。例えば、あるルーターからの経路が通常よりも高い遅延や低い帯域幅を持つ場合、その経路へのAD値を調整することでトラフィックの最適化を図ることができます。
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異なるルーティングプロトコルの統合: 異なるルーティングプロトコルを統合して使用する場合、それぞれのプロトコルのAD値を調整することで、特定の経路を他の経路よりも優先させることができます。
- ネットワークの要件に合わせた最適化: 特定のネットワーク環境や要件に応じて、経路選択のロジックを微調整する必要がある場合があります。そのような場合、AD値を変更してルーティングの振る舞いをカスタマイズします。
ルーティングプロトコルについて
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