こんにちは。やまぱんです。今回、2018年秋のIPAの情報処理試験において情報処理安全確保支援士、いわゆる情報セキュリティスペシャリスト試験に無事一発合格することができましたので簡単にレポートします。
【SC】情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト)受験体験記
Contents
【SC】情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト)とは
サイバー攻撃の増加・高度化に加え、社会的なIT依存度の高まりから、サイバー攻撃による社会的脅威が急速に増大しています。すなわちサイバーセキュリティ対策は、経営リスクとして、そして社会的責任として、非常に重要な課題になりつつあり、その責任を担える人材の確保が急務となっています。この人材の確保のために2016年10月に「情報処理の促進に関する法律」が改正され、新たな国家資格が誕生しました。これが「情報処理安全確保支援士(略称:登録セキスペ)」です。
サイバーセキュリティリスクを分析・評価し、組織の事業、サービス及び情報システムの安全を確保するセキュリティエンジニアや、技術・管理の両面から有効な対策を助言・提案して経営層を支援するセキュリティコンサルタントを目指す方に最適です。
IPAのページより引用 - https://www.ipa.go.jp/index.html -
IT系の企業で自己満足や、スキルアップ、報奨金目当てに取得を目指す方が大勢いる資格です。私の場合は残念ながら雀の涙ほどの報奨金しか出ないです。
今回の試験データの統計です。合格率がいつもより少し高かったようです。
試験 |
平均合格年齢 |
合格率 | 合格人数 |
---|---|---|---|
情報セキュリティ | 36.8歳 | 18.5% | 2,818人 |
試験結果
まずは試験結果です。
60点以上で合格で、それぞれ
午前1:免除
午前2:84点
午後1:62点
午後2:77点
という結果でした。午後1がギリギリですね。
前提知識レベル
勉強を始める前の知識レベルですが、2年前に応用情報技術者を取得した程度です。
仕事ではITに携わっていますが、セキュリティ専門ではないため、特に有利ではないと思います。
勉強期間/時間
勉強期間は2週間程度、勉強時間は60~80時間程度です。
平日に3~4時間、休日に10時間程度の勉強しました。
使用した教材と勉強方法
教材
■書籍
こちら購入しましたが、あまり使いませんでした。分量が多く、すべて読む事ができないため、あまりお勧めしません。なくてもいいけど、あればいいかなとい感じです。
こちらはおススメです。出題頻度が分野ごとに記載されていて、重点だけ対策をするという使い方にもってこいです。今回掲載されている問題をやり切れないまま試験に臨みましたが、やりきっていれば午後1ももう少し良い点数をとれたのではないかと思います。
最も利用した書籍になります。すべて解き切りました。
■Webサイト
・情報処理安全確保支援士過去問道場(https://www.sc-siken.com/sckakomon.php)
午前Ⅱの得点が84点(4問間違い)で高い得点率ですが、これはこのサイトを2~3回やりこんだおかげです。
おススメのオプションは下記2つです。
- 選択肢をランダムに並べ替える
- 計算問題を出題しない(β版)
これで午前1はばっちりです。
勉強方法
■全体
基本的には情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策をで出題頻度が高い分野を一通り通読して、過去問を解きまくり解説を読むといった繰り返しになります。
時間は基本的に足りる試験ですが、念のため過去問の練習においても時間を測ることをお勧めします。
■午前1
今回は免除でしたが、以前受験したときは下記を利用し余裕で合格点を取れることができましたので紹介しておきます。
応用情報技術者過去問道場 https://www.ap-siken.com/apkakomon.php
■午前2
・情報処理安全確保支援士過去問道場(https://www.sc-siken.com/sckakomon.php)
午前Ⅱの得点が84点(4問間違い)で高い得点率ですが、これはこのサイトを2~3回やりこんだおかげです。
おススメのオプションは下記2つです。
- 選択肢をランダムに並べ替える
- 計算問題を出題しない(β版)
何周かしていると回答を覚えるようになると思うのですが、不正解の選択肢についても説明できるように意識することオススメします。本番ではそちらが正解の問題が出る可能性や、それで選択しを絞り込めることもあります。
上でも書きましたが、これで午前2はばっちりです。
■午後1&2
これは 情報処理安全確保支援士パーフェクトラーニング過去問題集 こちらを1周し、情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策で出題頻度が高い分野の問題を解きました。
最初は全く的を射た回答が作れないと思うので、書き方を覚えるために軽く問題を理解したらとりあえず(考えすぎず)回答を作ってみて、回答を写し解説を読み込む方法が効率的でしょう。書き方に慣れてきたら正解するつもりで回答を作るようにシフトすればよいでしょう。
今回の反省点として、もう少し上記の問題集を2周程度やりこむべきだったと思います。
感想と今後
バカまじめに参考書をすべて読もうとせず、過去問2~3年分を2~3周やればとれる資格です。