こんにちはやまぱんです。
ちらほらキャリア振り返りブログを書いている人がいたので自分も振り返ってみようと思います。
大きなことは社内転職したことかなと思います。
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2022 前半
自社のパブリッククラウドサービスのインフラの技術のテクニカルサポートチームのリードをしていました。
会社内の立て付けではICではありますが、テクニカル面とマネジメント面の両面でチームを支えるロールで働いていました。
そのため、私の評価はチームのパフォーマンスが評価になります。
そういうマネジメント的な側面もあるので、社外からの転職を除けば、つまり社内からなら次マネージャーになる人が多いロールでした。
実際、年明け当初は2~3年以内にマネージャーになれるかなーなりたいなーと思っていました。
(もちろんマネージャーにならずテクニカル方面でプロモーションしてキャリアを積んでいく人もいます。)
IC (Individual Contributor)とは? ソフトウェア開発をメインとした職業で、チームや人のマネジメントをしない技術の専門職。
どんな仕事をしていたか
去年からこのロールで働いていて、そこそこ時間的にはしんどいときもあったものの、自分がチームやお客様のためにできることを考えて頑張って働いていました。(正直働く時間は苦にならなかった)
目に見えて成果がでたり、直接感謝のフィードバック等をいただけることもあったので、時間的な犠牲は正直全く苦ではありませんでした。
メンティーの新人さんがハイパフォーマーになってくれた時はとても嬉しかった。
幸いなことにメンティーさん(5名)を担当させてもらっていたのでその方々のオンボーディング補助や1on1(という名のほぼ雑談)、メンバーへのテクニカル的なサポート、チームナレッジの整備や公式ブログの立ち上げや執筆、トラブル案件のフォロー、チームのパフォーマンスを最大にするにはどうすればいいか、中途採用者の面接官、チームビルディング面などでの仕事が主でした。
テクニカル的なリードの業務は正直楽しさしかなかった、頭ひねってメンバーと話しながら解決していくのはなかなかアドレナリンが出ました。
一方、チームのパフォーマンスを最大にする、チームビルディング、マネジメント系の業務は正解はないし、人を動かすっていうことはめちゃくちゃチャレンジング(難しかった)でした。
そのため、いろいろ試行錯誤したのはとてもいい経験だったなと思います。
その中で下記のような印象的な事を体感しました。
- #1 何を言うかより、誰が言うか
- #2 スピードは信頼
- #3 正論で人は動かない
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#1は特に説明は不要かなと思います。もちろん何を言うかが大事な時もありますが、誰が言うかが大事なときもあります。なのでネゴ・根回しはとっても大事。
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#2に関しては忙しい部署であればあるほど自分持ちの仕事を溜めない、レスポンスは早くする、完璧を目指さずまず一旦作って出してみるっていうのがとても大事であることを実感しました。できるだけ私もそれを意識して仕事してましたし、これからもそうして仕事していきます。
特にリモートでの仕事はスピードのある対応がお客様にも社内にも信頼に直結すると思っています。 -
#3に関して、私は仕事である以上は例外なく正論で動くべきだと思っている立場だしそうありたいと思っていますが、是非は置いておいてそういうタイプじゃない人もそこそこいるんだなといい学びになりました。
マネジメント系の本も数冊読んだりしましたが、きれいごとじゃ収まらないなーと。
転機:社内転職を考える
ちょっとモヤモヤすることがあって転職を考え始めました。
幸い前職や学生時代のバイト経験からブラック/パワハラ体制?はあったので、物理的に死なない(危害が及ばない)限り大抵のことに耐えてやっていくのはできたと思うのですが、この先のキャリアをあらためて考えたところ転職することにしました。(昔仕事で土下座させられたこととかあります。)
今でもいいきっかけだったかなと思っています。
そうしてまずは社内の求人に対して応募し、受かったという感じです。
社内異動というよりは社内転職です。
実際に書類落ちになる可能性もありますし、現職の上司への報告なしで異動が決定します。
1on1しまくった
社内転職の前後で社内外問わず、たくさんの方に1on1していただきました。皆さま快諾していただきありがとうございました! 🙂
社内で複数回ロールチェンジしているかた、元弊社の方、弊社に関係のない方(日系企業や外資系企業)など。
私も1on1の依頼があれば是非したいので雑談ベースでもいいので、連絡ください 🙂
転職を考えた理由
きっかけは別としてもゆくゆくは転職かなと思い始めていました。
理由としては下記です。
マネージャーって別に急いでならなくてもいいんじゃないか
これは書いた通りで、弊社の場合や他の外資の場合もそうだと思いますが、給料はマネージャーにならなくても(ICのままでキャリアをつんでも)同等かそれ以上にもらえるので、待遇面でマネージャーを目指す動機はありませんでした。
自分は今30歳で経験としてマネージャーロールを積んでおいた方がいいという考えもありましたが、それに近いロールを経験して苦悩も経験したのでいいかなと。
それよりはもっと多様な領域の経験がしたくなりました。
ちょっと飽きてきてしまった
これは本当によくない。飽きというものはやっかいです。本当にやっかい。
当初は日々がエキサイティングな仕事でしたが、ルーティンに感じることが多くなってしまったのです。
もう少し広い分野の領域の知見を付けたかった
1年~2年目ぐらいだと、毎日しんどくも学ぶことも多く楽しかったのですが、次第に教えることが多くなり、自分のITスキル的な伸びの鈍化を感じ始めました。
特定の分野ではもしかしたら日本で一番ぐらい詳しくなったのですが、それ以外の分野のことが弱くスキルの汎用性という観点で弱いなと思いました。
そうした意味でも広いスキルを身に着けたいと考えました。
生涯賃金向上を考えた
この業界やはり、早くにサラリーをあげることが生涯賃金の最大化には不可欠でそうするとロールを変えた方がいいと考えました。
(外資IT界隈ではいったん他社いって戻ってきて給料爆上がり等はよくある話かと思います。)
そうなるとより市場価値がある(持続的に高給が狙える)ロールの経験を積んでおく方がいいと思いました。
弊社のテクニカルサポートはテクサポ一般の中では結構お金がもらえる方だと思います。
(入社時の年齢にもよるけど30歳1000万は難しくない)
一方でロール別でみた場合は何処の会社もプリセールス系の職種が高い(ベースが同じでもインセンティブが多かったり)です。
この先他社に行くかもしれないことを考えても、サラリーアップ転職のつぶしが効きやすいかなと。
どれくらいもらっていたかは下記の記事でも読んでください。
もちろん深いテクニカル的な造詣を深めてグローバルのPG(開発部門)に異動する人もいますが、正直私は自分の強みや弱みを考えるとそこまでのタマじゃないなとも思っています。
私はお金がキャリア選択の上で最も大事なファクターなので、賃金的なメリットがなければ転職を考えなかったと思います。
2022 後半
そんなこんなで社内転職しました。
実際にオファーレターもでて承諾もしました。
オファーレター承諾当時、当時の上司には伝えてなかったのでなかなか緊張しました。
どんな仕事をしてるか
官公庁・中央省庁向けのクラウドインフラのスペシャリティを持った Cloud Solution Architectとして働き始めました。一般的にプリセールスといわれるロールです。
プロジェクトベースでの仕事が基本で、契約前の見込み客に対して技術的相談、提案、アーキテクチャディスカッションや時にはITグランドデザインの策定などを行います。
また、自社のプレセンスを高めるための活動も仕事として認められていて、技術本の執筆PJがいくつか立ち上がってたり、オンライン/オフライン問わず何らかのセッションに登壇したり、人によっては社外相談役とかCIOとかデジタル庁職員とかを兼務している人もいます。
私も色々この先やっていきたいと思いつつまず、その活動の一端としてまずはqiitaでの活動を始めました。
みんな いいね!してくれよ!
転職してみてどうか
いまのところはよかったかなと思っています。
担当領域が広がったので、知らないことが多くて非常にチャレンジング(しんどくも楽しい)ですし、特に時間の自由度が増したと思います。
いまのロールでは本当のハイパーフレックスというか本当の裁量労働なので、打ち合わせやスケジュールされた時間以外はいつ何をしてても自由でよくも悪くも何も言われない。自分的にはこっちの方が非常に嬉しい。
昼に中抜けして髪切ってマッサージして夜な夜な調査・検証・資料作成するとかやる(やりたい)タイプなので。
前は結構な時間をPCに張り付いてましたし、夜作業しにくかったなーと思います。
毎日がエキサイティング~!
ただ、チームプレイ感はプロジェクトベースでの仕事であるため、PJが違う人とは上司が同じでも絡まない人が多いので、前のロールに比べて帰属意識の危機を感じるので積極的に色々な人とコミュニケーションとっていこうと思っています。
資格
時間的な余裕もだいぶできた&知識の整理もなるので、今のところ月2ペースで資格を取っています。
来年2月ぐらいまではこのペースで取っていきたいです。
モチベが続けばネスペも合格したい(2年ぶり2回目の受験)
自分の強みや弱みを認識する
生涯賃金向上のところで少し書きましたが、この一年でより自分の強みや弱みを認識することができました。
他人がなかなかしないけど、自分なら苦にならずできる、頑張れるようなことを書きだして共通要素を抽象化しておくのは今後のキャリア選択においても使える材料になると思います。
私の強みとしては人に教える、広める、誰かのために頑張る、やったことないことをやるのがすきだなーと思いました。
弱みとしては技術的なところでは到底敵わないって思う人がたくさんいるので、そこでは勝負するのは得策じゃないなとも思ってきました。
あとがき
昔の記事(関連記事参照)で書いたことような気もしますが、自分のキャリアの責任をとれるのは上司でも会社でもなく自分自身しかいないので、自分の選択が正しい選択になるように頑張っていくしかないと思ってます。
転職するもそうだし、しないもそうだと思います。
選んできた道のりの正しさを祈ります。
関連記事
転職活動に関する記事等はこちらから。
転職して1年後に書いた記事
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